96冊目「インターネット的」糸井重里
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「セカンドライフ」の未来は凄いことになるぞ!って言いまくっている本です。
僕が思うに、「セカンドライフ」は浅枝さんのように大きな市場にはならないと思いますね。なぜなら、ネット上で商売してもそんなに面白くないから。
「物を売る」「企画を売る」っていう行為は、やっぱり自分の目の前で喜んでくれる人がいるから面白いって要素も確実にあるはずです。べつにお金だけが目的じゃない。お金さえ儲かればいいっていう人もいるだろうけど、それは少数なんじゃないでしょうか。
まあ、みんなが趣味や副業として利用する程度にしか「セカンドライフ」は発展しないと思います。
つーか、みんなが「セカンドライフ」にばっかり夢中になっている社会って、すごい嫌です。
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僕らが中学生だった頃。男子という男子は「東京大学物語」を、それは熱心に熟読したものです。
で、その「東京大学物語」をはじめ、「タルるーと君」などのヒット作を持つ江川達也の自叙伝とも言えるこの本。大半が自作の解説にあてていて、江川漫画のファンでない方にはそのあたりは退屈に感じるはずです。(僕もそのひとりです)
だけど、エゴが強そうな江川達也が「いかにしたらヒットをだせるか」をかなり戦略的に考えていたことが書かれていて驚かされました。まずは「自分のやりたいこと」よりも、その業界で「実力者」になることが、やっぱり大切なんですね。やりたいことをやるのは、その後です。
江川達也って本宮ひろしの弟子だったんですね。でもって「湘南純愛組」「GTO]の藤沢とおるは江川達也の弟子なんだそうです。へぇ~。
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“お金の神様”こと、キュウ永漢。どんな人が「お金持ちになれる人」なのかについて、神様が語っているのなら、読まないわけにはいきませんよね。
なのになんですかね、この不毛な内容は。「お金持ちになれる人」ではなくて「お金持ちになれた人」について書いているだけじゃないですか。しかも、「お金持ちになれた人」ってのは、高度成長期にキュウ永漢のアドバイスを聞き入れて不動産に投資をした人だそうです。だからなんだというのでしょうか?過去のことを聞いたってどうしようもないです。
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学生時代に読んで深く感動したので、今回もう一度読み返してみました。
前回ほど心に突き刺さる感じはありませんでしたが、やはり向田邦子は、「どこにでもありそうな出来事」というか「どこかでこういう出来事が起きてないと不自然」ともいえるジミ~な物語を通して、人間の奥底にある感情を掬いだすのがうまい。もう、天才的ですね。
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俺はワルの人生を歩んできたから、嘘つきもいっぱい知っているし、嘘にも精通している。基本的にそんなオレ自慢だし、なんだか飲み屋での与太話をずっと聞かされているようで、途中でどうでもよくなります。
白川道のファンで、エッセイを読むつもりで手にするなら別ですが、そうでないなら全然おすすめできません。
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この『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』や『女子大生会計士の事件簿』でヒットを飛ばし、“会計学のいろは”を伝道師のように人々に説く山田真哉。会計学のフランシスコ・ザビエルとでも呼びましょうか。
で、ザビエル(山田真哉)は会計学というか、ビジネスにおける数字のからくりを、面白く書く力は天才的ですね。でも、まあ、本人も言っているとおり、内容は超入門的なものなので、仕事に生かせるほどのものではない。起業する際に必要な知識にはとうてい及ばないものです。
でも、こういった超入門的なものを一冊読破してから、本格的な本を読むとけっこうすんなり理解できる。
なるほど!と、膝ポンした主張があったので、紹介しておきます。
よく異業種交流会といった人脈作りの会合が開かれるが、そんなところで名詞を嫌になるくらい配ったとしても、それが本当の人脈になることなど極めて稀であろう。たしかに顔は広くなるかもしれないが、それは人脈とは別物である。
どんなに多くの「知り合い」を作っても、いざというときにものを頼むことができなかったり、こちらがまるで信頼されていなかったりしたならば、それはまるで意味のない「顔の広さ」である。
(中略)
どういうことかというと、100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つひとりの人物と深くしっかりとした関係を築くべきなのだ。そうすれば、その背後に存在する100人の人たちも、自分の人脈として生かすことができるようになるはずである。
ね。うんうん、って思わず頷いちゃいますよね。
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流行通信の特別企画として生まれたこの本。箭内節がいい感じに出てますね。
ラーメンズの片桐仁やリリー・フランキーがファッションモデルとして登場しています。片桐がデキるビジネスマン役で、リリーが執事カフェの執事。CMなんかもそうですけど、箭内道彦はこうやって異業種の人を起用するのがうまいですよね。ちょっとした違和感を生み出し、それがいい世界観となる。
タワレコのポスターにしろ、フリーペーパーの『風とロック』にしろ、箭内道彦の仕事といえば写真は平間至というイメージがありますが、この本は『さくらん』で映画監督デビューした写真家の蜷川美花。僕は平間至の写真のほうが好きです。蜷川さんの写真は、つくりこみすぎてて、ちょっと重いな~って気がしてしまうんですよね。
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パンダなどの珍獣もいない、予算もない。そんな、ないないづくしの境遇から、日本一の人気を誇るまでになった旭山動物園の園長さんの著書です。
旭山動物園といえば「行動展示」が有名ですよね。ペンギンが泳いでいる様子を下から見られるように人間の頭上に水槽をつくったり、アザラシの泳ぎを360度から眺められる円柱トンネルなど、かつてなかった斬新な展示施設をつくりあげました。
でも、この本を読んで思うのは、年間入園者26万人というどん底から旭山動物園が復活したのは、個々の展示方法がどうのこうのというよりも、組織としての考え方・情熱にあると思うのです。
小菅さんたちは一時期、毎晩のように「理想の動物園」について語り合い、実現可能かどうかはともかく、さまざまなアイデアを出し合っていたのだそうです。そして、小菅さんは部下である飼育係について、
組織という面でいえば、とびきりのスター飼育係はいらない。全員の飼育係が、それぞれの持ち味を発揮できるような組織が理想的だ。下手に管理するよりは、先に書いた動物園の目標や存在意義をわかってさえいれば、あとは思う存分、自分のやりたいことをやればいい。
と述べています。
これは、過去に取り上げた「野洲スタイル」を著した野洲高校サッカー部監督の持論「大切なのは練習方法よりも、どういう考え方をさせるか」と共通すると思います。
旭山動物園の展示施設であったり、野洲高校サッカー部のプレースタイルであったり、成功したものに対して、パッと目につく部分だけを僕たちはパクりがちです。でも、ほんとうに重要なのは、それらを“結果”として生み出す組織をつくりあげることなんですよね。
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ドコモをはじめ、最近、いろんなものに『2.0』がくっついてますが、この本もくっつけちゃってます、ヒューマンに。まあ、内容がweb2.0時代をいかに生きていくかということなので、ドコモに比べれば、『2.0』をつける必然性はあります。
それはさておき、この本、先日紹介した『Web2.0的成功学』と同じ領域を扱ったものですが、こちらの方が格段に面白い。8割がたは、今、シリコンバレーのエンジニアたちはどういう状況に置かれ、どういう生活&人生を送っているのかを紹介しているのですが、現地に住む著者のレポートだけに“へ~”と思っちゃう事実がたくさん。企業に頼らず、“個”として生きていくエンジニアたちの生き方には、これからの日本を生き抜くうえで参考になる要素が無数にあるように思われます。
そして、最後に新時代の働き方へのアドバイスが。そのなかで、「うんうん」と思わずうなずいたのが“オープンソースな人になる”という項目。「インターネット上でも、私生活でも、言っていいことはどんどん言おう!」という主旨のものです。まあ、『ほぼ日』みたいにやれていうことですね(間違ってるかな?)。先日も書きましたが、やっぱり、自分の働いている様子や仕事の内容についてオープンにしている人&組織は、信頼できますし、楽しそうに仕事している様子が見える人がつくった商品は魅力的に見えるものです。
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第一印象が大切なことは、多くの人が自分の経験で学んでいるかと思います。でも、「生まれつきのものがあるから、いまさらどうにもできない」という気持ちを抱いてしまいがちです。
だけど、印象って、その人の努力がけっこう表出しているものなんです。以前紹介した『松紳』でも、「もともと美人じゃなくても、清潔で恥じらいのある女性は魅力的」と松本人志と島田紳助は言っています。この意見には、僕もだいぶ納得させられました。
で、この本では好印象を与える行動・身のこなしとはどういうものなのかを解説しています。そのうえで、その“気品”を身に着けるためのトレーニング法なども紹介されています。
まあ、本で学んで、それを実際行動に移すと、だいたいトンチンカンな感じになって周囲から失笑をかってしまいがちです。男子高校生が眉毛を細くしすぎて、大人はもちろん同年代の女子高生までからも不評になってしまうようなものですね。
だけど、そのかっこ悪い時期を耐え忍んだ者にだけ、本当のかっこよさが身につくんです。レディーファーストだって最初は絶対に不自然な感じになってしまう。でも、めげずに頑張れば5年後、10年後かもしれないけど、エレガントな男になれるのだと思います。
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いやー、目から鱗。「なるほど!」の連続でしたね。
■企業の営業成績を上げるには、スーパー営業マンの出現を期待していてはダメ。凡庸でサボり癖のある営業マンをいかに効率的に営業活動させるかがキーポイント。
というようなことが書かれているのですけれども、その具体的な方法論とその理由が膝ポンものばかりです。
僕は営業職でも、経営者でもないけれど、たいへん参考になりました。どんな職業にも応用できることだと思うんです。いかに無駄な時間を省き、優先度の高い仕事に専念するか。ここをしっかりやっている企業が優良企業なんですね。
考えてみれば、昨日のリクルートみたいな有名企業だって、どんなに志望者が多く、面接をしっかりやったからといって、そんなに優秀な人ばかりが集まるわけじゃない。むしろ、集まった人を“優秀なビジネスマン”に仕立てあげるシステムや風土が一流企業には備わっているということなんじゃないかと思います。
優秀な人でも、ダメな組織(市役所とか)に入ってダメな感じになっていっちゃう人もいますもんね。
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リクルートは数多くの企業家を生み出していることで有名ですけど、どうやら、といかやっぱり「現場に決断権を持たせるシステム」が企業家精神を育み、活力のある社風を生む要因になっているようです。
「ほぼ日」を運営する糸井重里事務所も、スタッフそれぞれが自分の裁量で仕事を進めているそうです。「自分で決めることができるから、うちのスタッフはみんな仕事が面白くてしょうがないんです」ということを糸井重里も言っています。
じゃあ、なぜ一般的な企業(特に中小企業)では、現場に決定権を持たせないのか。持たせたほうが絶対にスタッフの能力はあがるし、モチベーションは向上するのに。
僕が思うに企業家ってのは基本的に「自分でなんでもやりたい」って人が多いんだと思います。バイタリティーもあるものだから、なんにでも首をつっこみたくなる。でも、会社の未来と社員のことを考えるなら、それは抑えていかなければならないんですよね、きっと。
ともあれ、ほんと「ほぼ日」の人たちって楽しそうに仕事してますよね。しかも、ああやって楽しんで仕事している様子をオープンにしてるから、彼らがつくったものを買いたくなっちゃう。楽しんで仕事している人のつくっているものって魅力的に見えるんですよね。
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もうね、これはひとつの詐欺ですよ!なにが「Web2.0的成功学」なんでしょうか?
この大変革の時代にどうやって生きていけばいいのか。そういうことを知りたくてみんなこの本を手にするんじゃないでしょうか。というか、それを意図して「Web2.0的成功学」というタイトルにしたはず。
なのになんですか。インテルがシェアが独占するまでの話とか、エイズが広がった経緯とか、雑学を披露してるだけじゃないですか。
最後の最後に著者が思うWeb2.0的ビジネス術もちょこっと紹介されてますけど、その内容ときたら、こんな感じ。
■ラーメン屋がブログを開設すれば、お客から良質なコメントを集められる。
おまえ、なめてるのか!読者を馬鹿にしてるだろう。しかもだよ、「大企業に就職すれば安心という時代ではない。積極的に企業もすべし」みたいなこと言ってるけど、あなたは大学の助教授じゃないですか。組織にめっちゃ守られている人が、リスクを負ったこともないのに、そんなこと言うなって感じですよ。
ほんとにもー、許せないですこの本は。おもいっきり拳を固くさせてくれる一冊です。
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箭内道彦って、ほんと面白い人ですね。計算してるんだかしていないんだか分からない破天荒ぶりに、注目せざるをえません。
箭内さんの広告業界批判は強烈。自分がいる業界をそこまで批判しちゃうかって感じです。まあ、革命児って呼ばれるくらいだから、過激なわけです。
でも、今、日本はどの業界も動脈硬化を起こしているような状態で、働いている人が楽しめない。どこの誰が決めたか分からないけど、暗黙のルールみたいなものができていて、それに縛られてしまう。箭内道彦の存在は、そんな現状を嘆く広告業界以外の人にも希望を与えるのではないでしょうか。
タワーレコードに置いてあるフリーペーパーの「風とロック」。あれ毎号100万円くらい赤字らしいですよ。でも、「わけわからないって言われていたい」そうです箭内さんは。
この本を読むと、仕事に対して凝り固まっていた頭がほぐされる気がします。
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なんか松っちゃんの本を読むといつも思うんですけど、彼は口ではあーだこーだいいますけど、本当は気が小さくて優しい人ですよね。まあ、それがちょっと変わった形で表に出てきているんでしょうけど。
この本に出てくる、松っちゃんの
「僕はね、毎日朝出る前に根性をポケットに入れていくんです」
という言葉、なんかいいなぁと思いました。
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まったくもって信じたくないタイトルの本ですが、どうしても気になって読んじゃいました。
まあ、確かに外見って重要ですよ。容姿の違いによって、同じ台詞を口にしたとしても、受け手の印象はまったく違ってきますからね。「俺について来い!」ってキムタクと出川哲郎が言ったときのことをイメージしてみると、すんなりこの事実を理解できるかと思います。出川では、ギャグにすらとられてしまうかもしれません。
あと、うりざね顔の人って仕事とかでは損しがちだと思います。なんか真面目なこと言っても、のほほんとした感じになってしまう。でも、逆に言えば、周囲の人に癒しを与え、和やかな雰囲気をつくれるってことでもあります。
なにはともあれ、自分の容姿を素直に受け入れ、それを最大限に生かす方法を考えるしかないですね。
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PR活動っていうと、企業内の広報部なんかがメディアに向けてリリースを流しているくらいのイメージしか僕にはありませんでした。でも、以前に「戦争広告代理店」読んでPRに対する意識ががらっとかわったんです。ひとつのPR会社が世界を動かしたってのにたまげたわけです。
で、PR後進国の日本でPR会社を経営している矢島さんが書いたこの本が気になりました。矢島さんの会社はプリップジャパンといって、小泉総理大臣が郵政解散をして、自民党が選挙で圧勝した際にもPRを担当していたことでちょっと話題になりました。
読んでみて思うんですけど、PRを真剣にやっているアメリカとか欧米に、日本が国際政治で遅れをとってしまうのは当然です。政治家個人の力量がどうってことよりも、PR活動とかに意識を向けていかない、その意識に問題があります。
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以前に取り上げた「情報の目利きになる!」の日垣さんと同じく、超人的な執筆活動をする福田さんの著書です。
同じように桁外れな仕事量をこなす二人ですが、超頑張り屋な感じがする日垣さんと違って、福田さんはgoing my wayです。基本的には8時間、少なくとも6時間睡眠をとるというのですから、意外。
読書しながらメモをとるべきという日垣さんに対し、福田さんは「読むことと、書くことは、どうしても生理的なシステムが違うので、読むことを中断して書いていると、集中力が途絶えてしまう」と言い、気になるところページを折っておいて、あとでメモする方法を薦めています。
しかも、メモ帳はポケット入るサイズのひとつだけを持ち歩き、そこになんでも書いてしまうのだそうです。スケジュール帳などは持ち歩かないのだとか。福田さん、根はめんどくさがりのようです。でも、僕は福田さんの方法のが性に合っている気がします。
スパの連載を読んで、なんかえらそうにしているなと思って、ちょっと福田さんのことが嫌いだったのですが、この本を読んで見直しました。かなりオススメです!
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楽な方へ、楽な方へ流れてしまうのが凡人の因果です。ついついタイトルに惹かれてこの本を買ってしまいました。
まあ、結局この本は“ラクする”というよりは“無駄な努力をしない”ための方法が書かれています。それでもありがたいですけどね、余分な努力はコンマ1ミリもしたくないですから。
・ある程度調べたら書き出す
・なにをいつまでに達成しようとしているのかを、具体的にはっきりとさせる
・ある章や筋がうまく書けなかったら、そこに拘泥しないでラクに書ける箇所から書き始める
というようなアドバイスが書かれているのですが、見ての通り、これは論文だとか本を書くための方法論。仕事といってもいろいろあるわけで、あまり文章を書かない人には役に立ちませんね。
あと、ちょっと気になったのが、「ギャグなどで笑わせるのは簡単だ」みたいなことを言って、その手法も紹介していますが、この本全体を通して「クスッ」っと笑える箇所はひとつもなかったです。
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なんか、自分の知識をひけらかしてるだけって感じの本は、つまんないし、ちょっとイラツキますよね。
この本が、ずばりそんな本なんですよ。著者が名言と思う言葉を最初にあげ、あとはダラダラと解説します。その内容は、ほとんどがその映画のストーリーとか歴史的背景についてで、あとは英語に使用法についてがちょっとある。自分の映画と英語についての知識を読者に提示しているだけにすぎません。
しかも、取り上げられている名言が、あまりぐっとこない。パンチ力のない言葉ばかりです。
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僕らが高校生の頃、「キレイめ」なるファッションが大流行しました。私服なのに、スーツを着たりするやつです。今思えば、高校生が休日にスーツ着てるなんて、どう考えてもおかしい。
でも、当時は、それが流行っていることになっていたから、「そのファッションはおかしい!」と言う人はほとんどいなかった。大人たちは言っていたかもしれないけれど、高校生ではごくごく少数の人しか違和感を覚えなかった。
ビートたけしは、この本で、「今、当たり前」とされている価値観にいちゃんもんをつけまくっています。「憲法は変えるべきだ」「冷戦はよかった」「スローフードっておかしい」とか、まあいろいろ言っているんだけど、ビートたけしの主張は、この際どうでもいい。
ただ、世の中に流されず、自分の頭でしっかり考えているという点で、やっぱりビートたけしは凄いんだなって思います。そうやって考えることが、芸人や映画監督としての成功につながっているのではないでしょうか。
僕は、気分がもやもやして、なんかすっきりしないときにビートたけしの本を読みます。読後に“俺もやってやるぜ!”っていうバイタリティが沸いてくるんです。
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