カテゴリー「実用・スポーツ」の4件の記事

2007年4月13日 (金)

第42回 「最強のコーチング」清宮克幸

学生の頃、ユニクロを経営するファーストリテイリングの新卒採用者向けの会社説明会に参加したことがあります。そこで会社側が強調していたことは、良い会社&伸びる会社には分かりやすく、従業員のモチベーションをあげるスローガンがある、ということでした。

例として挙げられていたのが、ディズニーランドの「子供が転んで地面を舐めても大丈夫なくらいキレイなテーマパークであれ」でした。そして、ユニクロには「世界中の人に安価で良質のカジュアルウェアを提供する」というスローガンがあるそうです。

で、この本の著者である元早稲田大学ラグビー部監督の清宮さんも同じことを言っています。強い組織であるためには、スローガンが必要だと。全員がひとつの方向を目指せるものを設定する必要があると。

そして、清宮さんが早稲田ラグビー部のスローガンに採用したのが「アルティメット・クラッシュ」。相手を徹底的に叩きつぶし、早稲田が通った後にはぺんぺん草も生えないほどの「完全なる勝利」を目指す、という意味が込められているそうです。ちょっと恐いくらいの気迫がこもっていますね。

この言葉を考えたのは、イラクで亡くなった外交官の奥克彦さんだそうです。早稲田ラグビー部のOBで、イギリスに駐在していた頃に清宮さんに請われてつくったらしい。

低迷していた早稲田ラグビー部を13年ぶりの日本一に導いた監督のことだけあって、このスローガン必要説以外にも、強い組織をつくるための持論がたくさん述べられています。しかも、全て実体験を例に出して解説してるから説得力があります。

ちなみに清宮さんは、リクルートのリーダー研修では落第点をつけられたとか。だけど、まったく気にもとめず、中間管理職対象の研修で生み出そうとしている「歯車としてのリーダー」では、組織を引っ張っていくことはできないと斬り捨てます。周りを巻き込む、もっと強いリーダーシップが必要だと。かっこいい!

最強のコーチング

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2007年4月11日 (水)

第40回「工藤公康『42歳で146km』の真実」黒井克行

42歳で146kmっていったら、そりゃすごいことですよ。

高校生や20代の野球選手だって、まず投げられないスピードです。松坂が150km代を出したり、助っ人の外国人選手が160km出したなんて話を、しょっちゅう耳にしてるから感覚が麻痺しがちですが、ほんとはとんでもない剛速球。僕なんか、バッティングセンターの80kmでも腰が引けちゃうくらいですから。

なぜ42歳にもなった工藤が、そんな速球を投げられるのか。その秘密は食生活にあると、この本では解説しています。

工藤の奥さんは調理師の免許も持っていて、とにかく凄いんです。砂糖だけで5種類も常備していたり、工藤が自主トレ中の宮崎まで、東京から毎日飛行機でお弁当を届けたり、やることが突き抜けてるんです。工藤がオフの日には、パチンコ屋までお弁当を届けにいったりもするんだとか。

一流の人間は、並々ならぬ情熱の産物なんだなっていうことを痛感しました。

ただ、工藤のコメントとか、トレーニング方法なんかも紹介してほしかったです。書かれているのが、夫人の献身的な努力ばかりなので。

以前、テレビで工藤のトレーナーが、

「工藤は筋肉やバネなどはプロ野球選手として並程度。でも、もてる能力を100%発揮する力は天才的」

というようなことを言っていました。この辺のことも書かれてあったらよかったのにと思います。

工藤公康「42歳で146km」の真実―食卓発の肉体改造

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2007年3月14日 (水)

第16回 「超ジャズ入門」中山康樹

すっかり敷居が高くなってしまったジャズに、いかに入門するかを説いた本。“お勉強としてのジャズ”は間違っているとし、気楽にただ聴いていけばいいということを著者は言っています。この考えかたに、僕はとっても好感をいだきます。今、ジャズにかぎらず、なにかを始めようとすると、どうしても勉強的になってしまいがちです。あせってたくさんの知識を得ようとしてしまう。ちょっとしか知らないこと、中途半端なことをかっこ悪いと思ってしまう。でも、本当はあまりよく分かっていないときが一番楽しいんですよね。写真を始めたら、構図やシャッター速度とはなにかみたいなことをわかってくる期間はものすごくドキドキできる。そうした時間を、じっくり味わえばいいのではないでしょうか。

超ジャズ入門

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2007年2月14日 (水)

第3回 「紳士 靴を選ぶ」竹川圭

紳士 靴を選ぶ

「おしゃれは足元から」というのは、よく聞く言葉。僕も1年前くらいから“本格的な革靴が欲しいなぁ”と思ってはいたものの、金銭的なこともあってずっと温めたままでした。それが最近ちょっとお金に余裕ができたので、そろそろ本格革靴を買っちゃおうかなと鼻息を荒くしていたところ、偶然本屋で平積みになっているこの本を見つけました。

 内容に関しては、やや教科書的で疲れてしまうところもあったけど入門書としては、とってもよかったです。グッドイヤーウエルト製法など、ファッション雑誌でちょくちょく見かけていた言葉も、それがどういったものなのかよく理解できました。

 ちなみに、ここ数年革靴がブームらしい。まったく知らなかったぜぃ!

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