第44回 「ぐっとくる題名」ブルボン小林
「ぐっとくる題名」という題名がイマイチぐっときませんが、タイトルについては興味があるので読んでみました。本を買うときって、タイトルだけで選ぶことが多いですし。ちなみに、ブルボン小林さんは「猛スピードで母は」の長嶋有さんと同一人物です。
結論から言うと、この本を読んでも「ぐっとくる題名」を自分で考えられるようにはならないでしょう。過去の小説や楽曲の名タイトルについて、“なぜそれが名作なのか”を解説をしていますが、これはあくまでも後付けの理論というか、その理論を用いれば名タイトルを考え付くというような類のものではありません。
まあ、そもそも、名タイトルをつけた人たちも、ブルボン小林さんが言うような理論で考え出したわけではないと思います。なんとなく思いついたというのが本当のところでしょう。
本書で紹介されいる題名のなかで、特にいいなあと思ったのは以下のもの。
「脳手術の失敗」(バッジーの曲名)
「これからはあるくのだ」(角田光代のエッセイ集の題名)
「幸せではないが、もういい」(ペーター・ハントケの小説の題名)
「世界音痴」「にょっ記」(穂村弘のエッセイの題名)
一昨日の清宮さんじゃないですけど、なんにでも素敵な題名やキャッチフレーズ的なものは大切ですよね。ビジネスマンの仕事だって、皆のモチベーションをあげられるようなプロジェクト名を考える必要がありますよね。
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